1979-05-31 第87回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
○吹田説明員 長期的にはまさにおっしゃるとおりでございまして、そういうことを考える上でも、私がけさから申しておりますデザインフィロソフィーというのが非常に重要になってまいりまして、それがどのデザインフィロソフィーも一〇〇%完全であるとは申せません。ですから、そういう見方で今後長期的には見る必要があるかと思います。
○吹田説明員 長期的にはまさにおっしゃるとおりでございまして、そういうことを考える上でも、私がけさから申しておりますデザインフィロソフィーというのが非常に重要になってまいりまして、それがどのデザインフィロソフィーも一〇〇%完全であるとは申せません。ですから、そういう見方で今後長期的には見る必要があるかと思います。
しかし、基本的な見方は、単純に人為ミスとか機械のミスとかではございませんで、むしろ機械と人間を含めましたトータルのシステムのデザインフィロソフィーというところに非常に重点を置いてながめてまいりました。そういたしますと、機械と人間、そして機械と人間のかかわり合いという三つが出てまいります。
○与謝野委員 いまB&Wの設計に対する思想ということをおっしゃったわけですが、それに比べますとウエスチングハウスのデザインフィロソフィーというものは違うものでございましょうか。
それが破損しまして——破損と申しますかこわれまして、その放射能が一次冷却水に出ましても、それを検出しながら安全に運転ができる、こういうデザインフィロソフィーが片方にありまして、これは技術の問題だと思います。しかし、科学の立場ではそういう破損が一本もないほうが望ましい、こういう立場の、まあ考え方の差という点が一つあるのではなかろうか。
そして、先生の御指摘のいろいろな故障等でございますけれども、これは本質的な故障とそれからそうでないものとがございまして、たとえば燃料棒の破損の問題でございますが、燃料棒の破損というのは定検のときに検出するというのがデザインフィロソフィーでございます。実際問題といたしましては、バーンアップが上がらない時点におきます燃料棒の破損がありますが、これは品質管理が悪いということでございます。
その当時に――これは昭和四十一年度でございますが、原子力委員会の決定に従いまして重水減速沸騰軽水冷却型の炉をつくるということになりまして、それのデザインフィロソフィーを推進本部で決定をしたわけでございます。その決定に従いまして、原子力五グループに概念設計を命じたわけです。
○清成参考人 おっしゃるように、このATRの建設にあたりましては、先ほど述べましたように、このATRというものは、推進本部でデザインフィロソフィーをきめたものであります。したがって、それを引き継いだ事業団でデザインフィロソフィーというものをきめたものなんであります。したがって、メーカーが自主的にきめたものではございません。